雨の中、こどもたちの味噌づくりです。
何日か前から、この日のために子どもたちが森で集めてきた太い枝や細い枝を燃やして、お手伝いの母たちが大豆を煮ます。
園庭にはったタープの下で火の番をしていると、廊下ににこにこ嬉しそうな子どもたちが出てきました。
どうしたのかな?と思っていると、こちらに向かって大きな声で「お豆ありがとう!」

豆を煮る
豆が煮えたら、それぞれのクラスにざるで豆を運びます。
塩きり
麹とお塩を混ぜる子たちや
つぶす
杵で大豆をつぶす子たち

子どもたちがどんどん作業をすすめるので、部屋の中ではお手伝いの母たちはほとんどすることがありません。

洗う1
外で使い終わった道具を洗っていると

洗う
洗うのもやりたい!
と、何人かの子が外に出て、道具を洗ってくれました。
〇〇君は、へちまたわしで大きなたらいを洗い終わると、「楽しかった!もっかいやりたい!あと100回やりたい!」とキラキラした目でへちまたわしを振り回し、近くに来ていた立派な雄鶏はたわしから飛んでくる水滴をよけて後ろに下がり、また〇〇君に近づき、楽しそうな光景が繰り広げられていました。

終了後、先生からこんなエピソードをお聞きしました。
「今日、〇〇〇君は、子供用の杵じゃなくて、大人用の重たい杵で最後までずっと大豆をつぶしてくれていて、『重いのに、最後までよくやったね』と言ったら。『去年、〇〇〇〇がやっとったから。』って。去年、もりさんだった時に、おそらさんの〇〇〇〇君の姿を見ていて、今年は自分がおそらさんで、憧れの〇〇〇〇君と同じようにできる、と、誇らしそうでした。一年前のことをしっかり覚えていて、そうやって一年一年つながっていくんですね。」

味噌づくりお手伝いの母