うちの次男の話です。仕事を始めて少し通っていた保育園を好きになれなくて、2歳7ヶ月の次男をお兄ちゃんと一緒にようちえんに通わせてください、と園長先生にお願いしました。思い詰めた電話でしたが園長先生は笑って、いいですよとおっしゃってくださいました。
おはなさんで2学期から入園でき、帰りの会ではY先生の膝の上が僕の席といわんばかりにいつも座っていました。上級生達の中に入っておひさまさんの動きをじーっと静かに見つめている子でした。たくさん愛されて過ごしました。
その次男が、先日6歳になりました。
森の風で培われた心と身体を持って、特におひさまさんでの暮らしは、先生と仲間達と一緒に見たもの、したこと考えたことが彼の心にどんどん溜まって力となり、その力を自信を持って出し切っている感じがしました。夏は川できれいな石を見つけたいという気持ちが伝わってきました。きれいな石を見つけた友達への尊敬や自分もみつけたいという気持ちの持ち続けようが、毎日繰り返していることが凄かったです。
何かを達成した時はもちろん大きな喜びだけど、できなくて悔しがったり、泣いたり、怒ったりしてめげずに繰り返す君が、そのままがいいなぁ、ママはそのままの君が好きだよと何度も思わせてくれました。


　先日、雪の中でのお誕生日会でした。家族みたいに輪になって、透きとおったみんなの歌声、(わたしは森の風の子どもたちの歌声と歌が本当に好きです。心が動きます。)先生方の優しい眼差し。この日のためにとっておいてくださった手作りシロップのかき氷。雪の椅子のお尻は冷たいけれど、心はぽかぽかです。主役のおひさまさん2人はきりっとして6歳になった自分達を誇っているようでした。皆さん素敵な会をありがとうございます。

　園で守られて愛されて育ってきました。次男も人を愛する人になるでしょう。これから新しい環境になってもまた愛されて欲しい。
Y先生と話す次男、時々笑わなくても良い場面でもヘラヘラ笑っちゃう。おひさまさんになってから中々目も合わせられない。
どうしてか聞きました。Y先生が僕のことがとっても好きという話し方だから照れちゃうそうです。

　卒園が近づいてきました。私も次男も幸せなようちえん、こども園生活でした。先生方には出会ってからずっと尊敬と感謝の念しかありません。
卒園まで、次男の顔つきがもうちょっときゅっとシマリそうな予感です。

大地　M