これまで、このブログを書くことをためらっていました。
「森の風」について書くことは、「私自身」について語ることになると分かっていたからです。
「森の風」へ辿り着くまでの道のりが長すぎて、想いが重すぎて・・・笑
「この気持ちを上手く表現できないのではないか」という不安がためらわせていました。
けれど、長男の卒園を目前に控えた今だからこそ綴らせていただきます。




長男を出産してからは、悩みの連続でした。(詳細は割愛!)
これまで、地元・四日市の保育園と幼稚園を自らの「意思」で退園してきた彼。
「お母さんといたい。お母さんと離れたくない」を繰り返し、朝のお別れの時には、泣きわめき、
噛みつき、洋服が破れてしまうこともありました。
何度も何度もこぶしを振りかざす彼の全身全霊の抗議に根負けし、二つの園を退園してきました。
この先、彼はずっと私の側を離れないのかもしれない・・・。暗澹たる気持ちでした。



2020年4月「ここでダメなら、もう次はないだろう」との不安半分「ここなら大丈夫だろう」という期待半分を胸に、年中組(おそら)から森の風の門をくぐることになりました。



4月「やすはるさん」
ミカンの木、えんがわ、広い土間、お味噌汁のにおい、すべてがあたたかかったです。
そこで彼は、走ることが楽しくて、お友達と「こおりおに」をするのが楽しくて、虫をおいかけて、走りまくった一年でした。けんかもたっぷりしたようです。
彼の視界には、もはや私の姿は無く、代わりに大地と大空とお友達という存在が在りました。
嬉しかったです。



担任の先生にこれまで二つの園を退園してきた旨をお話ししたことがありました。
「自然ですね。ちゃんと分かってるんですよね。子どもの方が。何が大事かを」と仰いました。
その時は、目がテンになりました。

つい先日、彼に「なんであの時、〇〇幼稚園行かんかったん?」と聞きました。
「だって、毎日粘土ばかりしてつまらないんだもん、あのようちえん」と即答。
子どもの方がちゃんと分かっていたんですね・・・苦笑



これまで、幾度となく園長先生の言葉にも救われてきました。
家での様子を深刻そうに相談する私に「大丈夫ですよ、〇〇くんは」
先生はいつも同じ調子で、実に軽やかに仰ってくださって、それがとても安心できました。
その言葉に心から安堵する自分がいました。

「この子はこの先、どんなことがあっても大丈夫」
この想いを抱けるようになった自分に驚いています。

土を耕し、命を育て、命をいただく生活を続けてきた彼の眼のなんと澄んでいることでしょう。
自然に、先生方に、仲間に、そして子どもに、心からの「ありがとう」を伝えたいと思います。


おひさま母 M




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