森の風こども園では毎年
イエス様の誕生の物語を
子供達が演じ、
大人達に披露してくれます。

もりさんの時は可愛らしい動物達を演じ、
おそらさんになると、たくさん歌を歌います。
そしておひさまさんになると、
ひとりひとり別の衣装を着て、役を与えられ、
セリフを言ったり歌を歌ったりします。

2年前、何が何だかわからずに現場にいた我が娘も、去年はどんなお話しなのかわかって、衣装を着て役を演じるおひさまさんに羨望の眼差しを向けていました。

そして、ようやく今年、
自分達があの舞台に立つのです。

娘は天使さんの役を大好きなYちゃんとやる!と言っていました。

おひさまさん達で配役の話合いが持たれました。
朝から輪になって座って、
3時間じっくり皆で話し込んだそうです。

みんなそれぞれやりたい役があるけれど、
誰もやりたいと言わない役もある。

じゃあどおするか?

この役が1番やりたいけど、2番目にこの役をやってもいいと思う
とか
この役はきっとこの子が似合う
とか
僕は自分の気持ちよりも、
皆の役に立つ方がいいから、
誰もやらない役をやるよ
とか
マリア様がいなければ、イエス様が生まれなくて、ページェントじゃなくなる
とか

いろんな想いをひとりひとりが抱えて、
それを共有するのです。

3時間も膝を突き合わせて、
真剣に心の中を開き合う5歳と6歳。

それで、配役はほぼ決まりました。

その話を聞いて、
なんてことだ!
と思いました。

もりさんの頃は 
母と別れるのが淋しいから泣き
雷が怖くて泣き
転んで泣いていた娘です。
自分の事で心がぱんぱんで、すぐに溢れる、とてもシンプルで愛らしい存在だったのです。
いつのまにか、いろんなチカラが付いて
今、仲間達と劇をつくる事に夢中になっている。
そこにはおひさまさん達が作り上げた独自の社会があるのです。

なんてことだ!
いつのまにか
人が人間になっている!

おひさまさん達が作り上げている社会を娘の話から垣間見ると、なかなか素敵なのです。

簡単に相手を許しちゃうし、
手のひらがかぶれたY君の事を
寝る前のお祈りで、
はやくなおしてください
と自分の事の様に言うし、
Sはいつもふざけてるから、
バチコンと叩くんだと、結構キツイ事もサラリと言います。
飾らない、疲れない、率直な、許し合う、
受け入れる 社会の様です。

もしかしたら、エデンの園ってこんな感じ?
もしかしたら、これは大人達がこれから向かって行く方向なのかな?と思えます。

なんてことだ!
いつのまにか
親を飛び越えている!

もう、クリスマスページェントの本番は
どんな物語が繰り広げられるのだろう。

娘は結局 天使さんのお役を拝命しました。

なんてことだ!
ばかりの親心をもって拝見させて頂きます。

大地 H


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