心の葉  2枚目

3月17日(土)ハレの日。

無事、おひさまさん17名、揃って卒園式を迎えることができました。
たくさんのみんなからおめでとうという気持ちをもらって卒園しました。

おひさまさん、おめでとう。

前日の大荒れから一変、少しキリッとした気温に時々森の風らしく風が吹く中での式でしたが、なんだかそれも森の風らしくて、清々しく感じました。

それにしても本当に素敵な式でした。先生方がたくさん頭も体も手も動かしてくれたんだなとたくさんの愛を感じました。そして、おはなさんもりさんおそらさんたちのおめでとうの気持ちもお母さんたちのたくさんの想いもいーっぱい詰まっていました。
みんなの想いがひとつになったからこそあんなにも素敵な式になったのだと思います。
嬉しかった。
ありがとうございました。

卒園証書を受け取る息子。
ちゃんと園長先生の目を見て
「ありがとう」
と言って受け取っていた息子を見て、本当に誇らしかった。
あー、このようちえんに入れれて良かったと思った瞬間でした。

言い出せばキリがないほどたくさんの人にたくさんの感謝で心がいっぱいです。

最後の一年。息子のためにやろう!と決めた父母会役員。これも本当にやって良かった。 
こんなにも人からありがとうと言われた1年は未だかつてありませんでした。こんなにも人に感謝される喜びを知った一年はありませんでした。
みなさんの園や子たちへの想いがこんなにもあるんだと3年目にしてやっと知ることができました。
たくさんの気づきがありました。
こんな少し?抜けている役員でしたが、みなさんのたくさんのお力を合わせてくださり、なんとかやれました。こちらも感謝してもし足りないくらいの気持ちです。ありがとうございます。

春から一年生。
内弁慶な息子は慣れるまで時間がかかるなと思っています。その先もたくさんの困難が彼に降りかかってくるだろうと思います。
ですが、どんなに時間がかかっても森の風で育った根っこは枯れることなく、いつかはまた芽吹く時が必ず来るという自信だけはとてもある。
だから大丈夫。
今は何の心配もない。今あるのは彼の明るい未来が見えるだけ。
新しく、また歩き出します。

たくさんの愛をありがとうございました。


yama
2018.3.19

卒園後のある日の雨上がりの朝、車に乗っていると息子が「あ!虹が出そうな空だ!」と言いました。その数分後、西の空には大きな虹が!
またある日の公園では、息子は自分より小さな初対面の子に「こっちからのが登りやすいよ」と声かけ。
自然の中、縦割りクラスで過ごした森の風での日々が彼の中にきちんと根付いているなぁと感じた瞬間でした。

入園した当初の息子は、「ようちえん行きたくない!!」と毎朝大号泣で大暴れ。
そんな息子が、おひさまさんになり、下の子のお世話をするようになり「卒園するのが寂しい」と言うようになるなんて、当初は想像できませんでした。
ページェントや卒園式で見せた、息子の凛々しい姿は、グッと心に響くものがありました。

こんな成長した息子の姿を見ることができたのも、あっちこっちで揉めてばかりの息子の心に寄り添って下さった先生方、温かく受け入れて下さった地域の皆様、「お互い様~。大丈夫だよ。」と受け止めてくれ、励ましてくれたお母さんたち、そして一緒に過ごしてくれた子どもたちのおかげです。ありがとうございました。息子にとっても、私にとっても、素敵なこの出会いに感謝の気持ちでいっぱいです。

これからの小学校生活も、息子はつまずいたり、悩んだりすることも多々あると思いますが、森の風で培った根っこの部分を大切に、少しずつ芽が伸びていって欲しいなと母は願っています。

3年間ありがとうございました。

おひさまK母

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